【皮膚】パターン脱毛症について②

こんにちは。神宮プライズ動物病院の皮膚科の馬場です。
激しい暑さが続きますね。体調管理にはお気をつけください。

前回はややマニアックな脱毛症である「パターン脱毛症」について、その概要を解説しました。
今回はその治療法について紹介したいと思います。

パターン脱毛の治療ですが、実はこれをやったら必ず発毛します!という治療法は残念ながらありません。。
しかし、そうはいってもいくつか論文などでも治療法の報告があり、試す価値があるので紹介します。

①メラトニン内服

メラトニンとは松果体(脳に存在するホルモン分泌器官)で生成されるホルモンで、毛包(毛の成長を司る器官)の細胞を保護する役割を果たします。
そのため、毛の成長を促し、脱毛を減少させる効果があると言われています。
実際に5〜7割の症例で効果が出たとの報告もあります。

②低出力レーザー

人の男性型脱毛症の治療としても推奨されており、毛包の細胞を活性化すると考えられています。
治療した症例3件のうち、2件は大幅に改善、1件は改善が見られたとの報告もあります。

前述したように、どちらの治療法も100%効くものではありません。
しかし、被毛は見た目や皮膚の保護といった観点からも、とても重要な役割を担っています。
まずは正しい診断をして、ぜひ積極的に育毛しましょう!

特に、当院では脱毛症に対して積極的にレーザー治療を実施していますので、ご興味のある方はお気軽にご連絡ください。

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