こんにちは。
神宮プライズ動物病院の馬場です。
先週アメリカのボストンで行われた第10回世界獣医皮膚科学会に院長大隅と参加してきました。
前回の記事では、院長大隅のフレブルの中耳炎に関する発表について書きました。
かなり反響のあった発表で、それだけでもおなかいっぱいでしたが、実はもう一つ重要な仕事がありました。
それは、犬の耳モデルを用いたビデオオトスコープ実習のインストラクターです。
学会は基本的に、座学(座って講義を聞く)が9割ですが、大きな学会などでは実習が組まれていることがあり、追加料金を払うと参加できます。今回はビデオオトスコープ実習の他にも顕微鏡実習やレーザー外科実習などがプログラムされていました。
その中のビデオオトスコープ実習に教える側として、大隅と私で参加しました。
実はこの耳モデル、大隅が監修して日本で作成したもので、とてもこだわりがつまっています。
この評判を聞きつけた世界獣医皮膚科学会の主催者から、ぜひ今回の学会で使用させてほしいいう依頼があり今回の実習が実現しました。
実習は午前、午後の2部制でそれぞれ30人程度の獣医師が参加しました。
もちろん国籍はさまざまなので、実際に耳モデルを使用してデモンストレーションしながら英語を交えて、丁寧に教えていきます。
それぞれの国の性格の違いなどが見られてとてもおもしろかったです。
こちらの実習も評判はかなりよく、耳モデルを購入したいという問い合わせが20件以上もありました。
またアメリカの獣医大学でも学生の教育目的に導入したいとのことで、これに関しては無料で耳モデルを贈呈しました。
主催者側からは、これまでのビデオオトスコープ実習でダントツで一番良かった、ぜひまたお願いしたいと称賛されました。
今後も、日本だけでなく世界に向けて獣医耳科・皮膚科の発展に貢献すべく、頑張っていこうと思いました。
神宮プライズ動物病院は、日本ではもちろん、世界的の中でも、最先端の医療を自信を持って提供できる施設です。今回の学会で改めてそのことが再認識しました。
ぜひ皮膚や耳のことでお困りの際は、お気軽にご連絡ください。
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