こんにちは。神宮プライズ動物病院の馬場です。
今回は、当院へ来院される患者さんの中でも、かなり多い病気のひとつである「アロペシアX」についてお話します。
アロペシアXは過去のブログでもご紹介したことがありますが、日本ではポメラニアンやトイプードルで多い、原因不明の脱毛症です。
(最近ではアロペシアXのポメラニアンのクローン犬でもアロペシアXになったという報告もあり、基本は遺伝が関与しているのでは?と言われています)
決まった治療法はありませんが、過去の報告や雑誌、セミナーなどでさまざまな薬品、サプリなどが紹介されており、それらを服用することで発毛が認められる子も多くいます。
当院ではそのようなサプリをうまく組み合わせながら、発毛の状態に合わせて調節することで、多くの患者さんが発毛を認めています。
一方で近年、低出力レーザーを用いた治療も、より低侵襲で注目されています。
この低出力レーザーは細胞のミトコンドリアを活性化し、発毛サイクルを回すことが報告されており、ヒトの男性型脱毛症の治療ガイドラインでも取り上げられていますが、獣医領域でも論文がでています。
当院には飛鳥メディカルさんの半導体レーザー治療器 H1を導入し、特別にレーザー出力をアロペシアX仕様にプログラムしてもらっています。
写真の子はアロペシアXに対してレーザーによる治療を組み込むことでかなり発毛を認めています。現在も継続していますが、日に日に密度が上がっています。

低出力レーザーにご興味がある方や、脱毛でお困りの方がいらしゃいましたらお気軽にご連絡ください。
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