歯科担当の森田です!
みなさん、愛犬の歯磨き、ちゃんとできていますか?
犬の健康を守るうえで、口腔ケアはとても重要です。特にプラーク(歯垢)は、歯石や歯周病の原因となり、放置すると全身の健康に悪影響を及ぼす可能性もあります。今回は、犬のプラークについてお話しします!
プラークって何?
プラークとは、歯の表面に付着する細菌の集合体で、透明または白っぽい粘着性の膜のことです。ご飯やおやつを食べた後、歯に残った食べカスが原因で形成されます。このプラークは、数日放置すると硬化して歯石に変わります。歯石になると通常の歯磨きでは取り除けなくなり、動物病院での処置が必要になります。
犬のプラークのリスク
犬のプラークは以下のような問題を引き起こす可能性があります。
- 歯周病の原因
プラーク内の細菌が歯茎を刺激し、炎症を引き起こします。進行すると歯肉炎や歯槽膿漏(歯周炎)に発展し、歯が抜けることもあります。 - 全身疾患との関係
口腔内の炎症が体内に広がり、心臓病や腎臓病などのリスクが高まるという研究もあります。 - 口臭
プラークが蓄積すると口臭が強くなり、犬との触れ合いが気になってしまうことも。
プラークを防ぐには?
プラークの蓄積を防ぐために、以下のケアを取り入れてみてください。
- 定期的な歯磨き
歯磨きは最も効果的なプラーク予防方法です。専用の犬用歯ブラシと歯磨きペーストを使ってください。 - デンタルケア製品の活用
デンタルガムや歯石予防スプレー、歯磨きシートなど、簡単に使えるケアアイテムも役立ちます。 - 定期的なチェック
動物病院で定期的に口腔チェックを受け、必要ならばスケーリング(歯石除去)を行いましょう。 - 食生活の見直し
ドライフードは歯に付きにくい特徴があり、歯垢の蓄積を防ぐ一助になります。おやつは柔らかすぎないものを選びましょう。
まとめ
犬の口腔ケアは毎日の積み重ねが大切です。愛犬の健康な歯を保つために、今から始めてみませんか?
少しずつでも習慣化すれば、愛犬との生活がもっと豊かになるはずです!
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