こんにちは。神宮プライズ動物病院の馬場です。
今回は皮膚病と切っても切れない関係のマラセチアについて簡単にお話しします。
皮膚病で皮膚科を受診したことのある患者さんであれば一度は聞いたことがあるかもしれません。
- マラセチアは真菌(カビ)の一種で、じつは犬の皮膚や耳道内に常在しています。
細胞診という検査ではボーリングのピンのような特徴的な形をしているのでとても目立ちます。
マラセチアは脂っこい環境を好み、増えすぎると痒みや炎症を引き起こします。
増えすぎたマラセチアの管理には、脂っこい皮膚や耳道の環境を改善することが必要ですが、ワンちゃんごとに最適な治療法は異なります。
治療方法を間違えると逆にマラセチアがふえてしまうこともあります。
かゆみなどでお困りの方はぜひお気軽に相談していただけたらと思います。