【歯科】猫の犬歯には溝がある!

歯科担当の森田です!
今日は猫の歯に関する雑学を1つご紹介します。
皆さんは猫の牙(犬歯)に溝があることをご存知でしょうか?

犬歯の溝の正体

猫の犬歯は野生の頃に狩で獲物を仕留める際にとても重要な役割を果たしていました。
猫を飼ったことのある方はご存知かと思いますが、とても鋭く簡単に皮膚を貫通してしまいます。

この写真の矢印のように、猫の犬歯には溝のような構造があります。
これはBleeding Grooveと呼ばれる構造でちゃんと意味があるのです。

猫の祖先は元々砂漠に生息していたそうで、水が貴重な砂漠では仕留めた小動物の血液から水分を摂取していたと考えられています。
この貴重な水分である血液を、毛細管現象と呼ばれる物理的な作用で吸い上げるのがこのBleeding Groooveの役割であると考えられています。

猫の牙は獲物を仕留めるためだけでなく、獲物の血液を効率よく摂取するという役割もあるんですね。

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